Tourism in Mediterranean 地中海観光

©FUMIKO HOKOYAMA

2008年 トルコ アランヤ インターナショナル・カートゥーンコンペ

Alanya Tourism Promotion Foundation Prize(アランヤ観光局プロモーション賞)を受賞した ホッキョクグマの親子です

で、、、行ってきました!トルコに!アランヤに!授賞式に!・・・飛んでイスタンブ〜ル♪

トルコのアランヤは、お~、ナンと、、、

海岸通りには贅沢なリゾートホテルが建ち、ビーチにはおしゃれなパラソルの林。夏になるとバカンスを楽しみにヨーロッパ中から観光客がどっと押し寄せ、エッここは本当にトルコ?もしやワイキキ?ニース?と勘違いしそうな、エレガントな美しいリゾート地。

生真面目に絨毯を織っているちょっと田舎チックなイスラムの国、というイメージだったわたしは、『この無知と傲慢さを、ごめんしてください』と謝るのでした。

そして、体験した生トルコ!

トルコのエーゲ海、地中海沿岸は、紀元前の昔々から、ギリシャの植民都市だったり、東ローマ帝国(=ビザンツ帝国・首都はコンスタンティノープル=今のイスタンブール)だったりで、セルジュクトルコやオスマントルコに支配されるまでは、ギリシャ・ローマの文化が花開いた、『青い海に、白い大理石の神殿』の国だったのです。

まるでミルフィーユケーキの層のように、全く違った文化、宗教、歴史が積み重なり、『現代はイスラム、遺跡はギリシャ神話とローマのスペクタクル』の、地中海のルーツのような国ですから、なんたってトルコは奥が深くて、面白い!


前置きが長くなりましたが、今回のわたしのカートゥーンは、そんなトルコのアランヤにはるばる北極からやって来た、地球温暖化の影響を最も大きく受けている『ホッキョクグマの親子』が主人公です。

TVでは悲壮感漂う映像で、人々の同情と何とかしてあげなくちゃという正義感を誘いますが、、、、そこは、漫画。

シリアスで大変なことを、『ばっかだ~、こんなのありえね~』と言われようが、『大丈夫、できちゃうのよ。だって漫画だも~ん』と開き直れるところに漫画の醍醐味があります。

笑いと、楽しさ、おもしろさに変え、楽天的に描くことで、その奥に隠されている心情を察していただければ、漫画家はそこまで読み取ってくだすったか、よしよし、と嬉しいのであります。


長旅たいへんだったでしょ~。

母は強いモンです!

わが子をナンとかいい環境の下で生存させなくちゃ、と壊れかかった北極を捨て、決死の覚悟で、憧れの温暖のリゾート地アランヤまで旅をしてきたのです。やっとたどり着いた安住の地は、暖かく、海もおだやか、椰子の葉陰の天国のようなリゾート。

ず~っと憧れていた、花柄のビキニを着て、海岸でお昼寝。

アルファー波溢れて、フワ~ッと幸せのため息が聞こえてきそうです。


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