Refugee or Invader? 難民?それとも侵略者?
©FUMIKO HOKOYAMA
昔、わたしが子供だった頃は、宇宙人、特に火星人のイメージは、どーいう訳か、タコの擬人化した姿でした。
おそらく、SF小説かハリウッド映画の影響だったのでしょう。
『我々人類は、地球はどこへ行く?』 というとても大きなテーマの、ロードス島のカートゥーンコンペに出した漫画。
あまりにテーマが壮絶、かつすでに悲観的要素をはらんでいたので、目をつぶって現実の世界、そしてこれからの地球を思い描いた時、、、、火星ちゃんが出てきました。
地球を利用するだけ利用して、ぶっ壊して、あっさり、「地球がダメなら宇宙があるさ」と、よその星に手を伸ばす、ビジネスマン&政治屋。
なにやら、変な宇宙船が来たぞ!
遠くから望遠鏡でのぞくと・・・・、地球人が!
はたして難民として受け入れていいやら、あれ、旗まで立ててるし、侵略しに来たのか~?!!
これから先の難問に頭を抱える火星人。
今のままの地球人では、全ての星から総スカン食らうでしょうね。
欲の深~い地球人。
誰のものでもないお月様の土地まで勝手に売り出す会社も出てきたもんね~。
『1967年に宇宙条約というものが、決められたそうな。
ところがこの古~い条約には落とし穴があってな。
国による他所の星の所有は禁止したが、個人の所有は、まっさか個人で宇宙の星がほしい~なんていう奴がいる訳ないと、個人にまでは言及せなんだ。そこに目をつけた法律にうるさいアメリカの会社が、なんと、月の土地を売りに出してしまったと』
1967年といえば、奥手のわたしが、まだ宇宙人=タコの火星ちゃん、とイメージしていた頃。
大昔から、月にはれっきとした所有者がいるでしょがっ!
餅つきしてるうさぎさんのものに決まってるでしょっ!!!
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